松陰アートスタジオも1年と少しが経ちました。

去年の4月からスタートしたこちらのブログも、早いもので1年と少しが経ちました。約1ヶ月に1回ほどの投稿ペースになっていますが(ネタが見つからない、ということではありません)文章にすると自分自身や身の周りの状況を俯瞰して見ることができるので、そこは文章ならではの良いところかもしれませんね。
以前も書いたかもしれませんが、各講座のページやブログを見てくださる方がいらっしゃるのは、ホームページを作った身としてとても嬉しく思います。ものづくりは時間や手間がかかりますが、人と人との橋渡しのような役割を担うのも、物作りの面白さの1つですよね。
さて、今回はそんな代表的な「橋渡し」を担う、名刺デザインのご紹介です。

このように並べると、作っていた当時のことを思い出します。

会社を辞めてフリーでデザインの仕事を始めた、2012に制作。今も大事に使っています。
まだ7年しか経っていないんですね。10年以上経ったような気もします。
長く感じるのは、その年ごとに大きな環境の変化があったからでしょうか。

武田康子が主宰するディスコダンス教室の名刺。会社に勤めていた2011年に制作。
実際の絵画を撮って、それをタイル状にした背景が特徴的ですね。
ダンスですが、武田(大泉)康子が描いた絵が背景という、面白いデザインとなりました。

道新文化センターと主宰するギター教室を掲載した名刺です。2016年制作。
主観ですが、今まで作った名刺の中で一番の出来です(なかなかこれを超えるものが出来ません)。
ありがたいことに、この名刺を作ってから名刺デザインのご依頼をいただく機会も増えました。

フラメンコギターを習いにきてくださっていた生徒さんからご依頼いただいて、2016年に制作。
東京でプロのダンサーとして活躍されている息子さんの後援会も務め、
いつかそのギターの伴奏をしたいと習いに来て下さいました。

2019年5月に制作させていただきました。いくつかのデザイン案がありましたが、
ケトルのイラストと青いテーブルが特徴のこちらの案に決まりました。
可愛いらしい雰囲気で、カードとしても置けるデザインになっています。

白い余白がとても気に入っています。作ろう作ろうと思って、ようやく2019年5月末に制作。
松陰アートスタジオのロゴとQRコード、ギターの写真をメインにレイアウトしました。
今後、時間を見つけて大泉(武田)康子の名刺も作成する予定です。
個人名が載るため、今回掲載していない名刺も複数ありますが、本当に当時の思い出がまざまざと蘇ります。形を変えずに残る物は、やはりその当時の記憶もセットで残るものなのでしょうか。それだけ悩んで作ったからかもしれませんが、改めて物作りの面白さを実感しています。
デザインの仕事を続けようか悩んだことも過去ありましたが、継続しないと見えてこない部分が、最近になってようやく、朧げながらにも見えて来たように感じます。「継続は力なり」ってことでしょうか。最近は嬉しいことに、グラフィックデザインを習いに来て下さる方もいらっしゃいます。
今後も私が経験したことを教室で伝えたり、また多くの方との良き「橋渡し」となるような「良いデザイン」を作って行きたいと、改めて思っています。