特別講演会・公開講座のお知らせ(チラシデザインのご紹介)

朝と夜は肌寒く、秋らしい季節になりましたね。函館は人口に比べて芸事(音楽や絵画、演劇など)が盛んな街だと耳にすることもありますが、芸術の秋らしく様々なイベントや講座が開かれています。

さて、今回のブログは最近作らせて頂いたA4チラシと、その公開講座・講演会のご紹介です。懐かしい母校のイベントに少し関わらせていただきましたが、多くの方に興味を持っていただければ幸いです。市民公開講座・特別講演会いずれも無料で受講することができます。

2019年はこだて未来大学 市民公開講座 A4チラシ[2019年8月制作]

2019年10月 はこだて未来大学 特別講演会 A4チラシ[2019年8月制作]

こちらはすでに終了していますが、前回の特別講演会の際に作らせていただいたチラシです。

2019年7月 はこだて未来大学 特別講演会 A4チラシ[2019年6月制作]

全てのデザインで自分自身を納得させるクオリティにするのは非常に大変なことですが、考え抜いたものは自分の仕事に誇りを持つことにも繋がります。時と場合によっては効率重視の考え方も必要ですが、楽をしようとすればするほどそのデザインや作品の厚みがなくなり、希薄なイメージを相手に与え兼ねません。それは音楽でも言えることですが、おそらく、それは何十年経験を積もうとも変わることのない課題でしょうが、そこをどう解釈して進んで行くかが、制作や芸に関わる人にとって大きな別れ道になるように感じますね。

ところで、今回作らせていただいた講座のタイトルに含まれるIT、いわゆる「人工知能」。昔に比べてPCの普及により人の仕事が効率化されている今日、人工知能がデザインの分野にも介入し将来的にデザイナーの仕事がなくなるのでは?と、そんな話も聞いたことがあります。
最近でもIT技術の発展に目を見張りますが、様々な機能やシステムも追加・改善され、一見便利な世の中のように思えます。ですが、例えばデザインソフトのイラストレーターなどにおいて、パパッとその機能を使っただけのデザインというのは、実は手を抜いていることは誰の目から見ても明白なのが面白い点です。不思議なことですが、それは誰が作っても同じになるものであり、そこに個性や独創性はない(悩んで作っていない)と、分野が異なる人でも分かるからです。
最初は、その便利さ、その機能性や表現に驚きますが、人間の「慣れてしまう」(という習慣や飽き、または学習能力?)がある為に、その驚きは決して長続きしません。帰って、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザや、アントニオ・ガウディのサグラダ・ファミリアは科学が進んだ現在でも分析・制作が行われています。(私もついそこに含まれる人間の未知の部分に惹かれてしまいます)
どこまでいっても人は人、と言いましょうか、最後のアウトプットは「人間の手」によるものでなければ、魅力的で、後世にも残るような素晴らしい作品は出来ないでしょう。生活においても、人間らしさ、または自分らしさが便利さの中に埋もれることがないように、現代人は十分注意する必要があります。分野を問わず、個性が表現しづらい時代のようにも感じますが、そんな時代だからこそ、独創性や自分らしさは非常に大事な要素だと言えると思います。
しかし、もし未来で、自分で悩み、考えることができるドラえもんや鉄腕アトムのようなAIが生まれることになればこの考えは…人間らしさって…?専門家ではありませんが、そこが人工知能に関わる方達の永遠のテーマなのかも知れませんね。

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