生徒さんのイラスト作品/パソコン教室で学ぶ、イラストレーター・フォトショップ基礎

パソコン教室生徒さんの作品、ロボット

 5月のGWが過ぎ、天気の良い日は、ウグイスの綺麗な鳴き声が耳に心地良い季節になりましたね。さて、6月2日現在、今回はパソコン教室を受講いただいている生徒さんの作品紹介を中心に、デザイン関係のお仕事についても、デザイナーの立場からお話ししていきます。

 ブログのサムネイル画像に生徒さんの作品を掲載させていただきましたが、こちらがイラストレーターとして活動をしている「ヒコプロ」さんの作品たちです。アプローチや制作過程は作り手の方によって様々ですが、ヒロプロさんは主に、手書きでラフスケッチを描き、スキャナーでPCに下書きを読み込んでから「イラストレーター」または「フォトショップ」といったデザインソフトで作品を仕上げていきます。全てオリジナル作品ですが、賑やかな背景のユニークなロボット、楽しそうに過ごす着物を着た鳥のキャラクターと、どこか絵本の中のワンシーンを思わせるようなイラストですね。

 ブログを投稿している2026年現在でも、こちらのパソコン教室に通いながら「イラストレーター」「フォトショップ」の仕様や自身のイラスト技術を磨きつつ、日中は別のお仕事をしながら制作活動を続けていらっしゃいます。どちらも世界中のクリエイターが使っているソフトですので、習い始めた当初はその操作に苦戦されていましたが、今ではイラストレーターとしての仕事を形にするため、イラストACやピクスタ(イラスト素材をダウンロードできるサイト)にクリエイター登録し、色々なテーマの作品をアップロードしています。【イラストACのヒコプロさんプロフィールや他の作品については、こちらをご参照ください】

 

そもそもデザインって?

 日常的に「デザイン」という言葉を耳にしますが、改めてどのような意味を含んでいるのでしょうか。身近な例を挙げると「ファッションデザイナー」「グラフィックデザイナー」「Webデザイナー」などといった専門的な職業のイメージが強いですが、実は「意匠設計」という意味がデザインの言葉に含まれています。スマホや家電製品、建物や家具、コンビニなどに並べられている商品やそのパッケージ、雑誌やポスターなども含めて、それら全て意匠設計(より美しく訴求力があり、使い勝手のよい形態を設計したもの)になりますので、これらを制作する方もデザイナーとなります。人が生み出した身近にあるもの、そのほとんどがデザインされたものになりますので、私たちは、それらを使って仕事や勉強をしたり、また生活を豊かにしたり、気に入ったものは長年大事に手入れをして愛着を持つこともあります。また近年では、UI/UXデザイナー(例えばスマホや車などの操作性/使いやすさや感情に訴える体験を設計)といった従来の「モノ」ではなく体験などの「コト」をデザインする職業も増えており、技術の発展に伴い様々なデザイナーの職業が増えてくると考えられます。

 いわゆる「アート」は、心象に訴える表現や美しさを、自分自身と対話しながらブラッシュアップしますが、デザインは「ユーザーによって使われる」(より客観的な視点)を要素として多く含む点にあります。ある優れたデザインは一見シンプルな見た目であっても、使い心地が良くて気がついたら長年使っていたりしますが、よくよく見ると、人の手にフィットする非常に考えられた形状だったり、落としたとしても壊れない素材や部品で丁寧に設計されていたり…。「いかに多くの方に長く使ってもらえるか」このテーマをどれほど考察したのか、非常に感嘆することがありますが、このように優れたデザインは、一つの安心だけではなく時には驚きや感動といった刺激をも私たちに与えてくれます。

グラフィックデザイナーやイラストレーターの仕事って?

 私自身が仕事としているグラフィックデザインは、主に雑誌や広報誌、チラシや名刺、ポスターといった紙媒体のものになります。クライアントさんから原稿や写真素材をいただいて、印刷会社へ印刷データを発注するところまでが主な仕事になりますね。この仕事では、自身の感覚的なセンスや美術・デザインに関する知識や経験を駆使しながら、また時には文章や写真、イラストなどにインスピレーションをもらいながら作成します。イラストレーターの方が作ったイラストやプロカメラマンが撮った写真をメインに使ったデザインも多々あり、グラフィックデザイナー自身が写真を撮ったりイラストを一から作ることもありますが、いかんせん納期に間に合わせないといけないので、時間を効率的に使うために初校(最初のデザイン案の叩き台など)にもフリー素材を使ってクライアントさんとイメージを共有し合うこともあります。

← 2019年に、はこだて未来大学様からご依頼いただいてデザインしたチラシの表面です。テキスト原稿と、配置してほしい画像をいただいて、それをこのような形にまとめることがグラフィックデザイナーの主な仕事になります。ほとんど「イラストレーター」のソフトを使って作業していますが、タイトルやキャッチコピーをどのように目出させるか、またそのほかの文字たちをいかに読みやすいよう工夫するか、検討を重ねながら作成しました。

 一般的なものでしたら、年賀状の干支のイラストなどがあるでしょうか。素材がなくて家で印刷したい時にフリー素材のサイトでダウンロードしたものを配置することもあります。また、イベントを開催する際のチラシ作りで、賑やかな雰囲気を出したいときに風船やリボン、親子連れで遊んでいるイラストがあれば、直感的にどのような内容なのか手に取った皆さんにわかりやすくイメージを伝えることができます。文章は基本的に目を走らせ読むという動作をしてもらわなければいけませんが、写真やイラストは、見た瞬間にイメージを伝えやすい点から、事務の仕事をされている方からプロのクリエイターの方まで、「イラストAC」「いらすとや」といったフリー素材のサイトを訪れ素材をダウンロードしてそれぞれの仕事に役立てています。

 イラストレーターは、そういったものの素材(メインビジュアル)を自分の世界観やタッチで作成する仕事かと思います。依頼や企画があって、そのコンセプトをどう表現するか、経験が問われそうですね。その活動の一環としてフリー素材のサイトへ自分の作品をアップロードし、自分自身をPRされている方・グラフィックデザイン等も並行してイラストレーターの仕事もこなしている方、が多い印象です。グラフィックもイラストも、自分の作ったものが多くの方々の目にとまり、またクライアントさんにも喜んでいただければ、大きな充実感を感じられる仕事ですね。

 

 AIの技術が目覚ましい今日ではありますが、「自分の手で作品を作る」ことはとても大きな充実感を私たちに与えてくれます。手間暇をかけて作った料理がとても美味しく感じるように、結果だけではなく、そこまでに至るプロセスの中にこそ「経験」という大事な要素があるように思えます。パソコンや機械類もそれらの道具に振り回されないよう上手に付き合えてこそ、自分の仕事やパフォーマンスに繋がります。パソコン教室オプでは、WordやExcel初心者の方に向けたクラスや、今回のようなイラストやグラフィックの専門的な分野の教室も開講していますので、もしご希望の方がいましたらお気軽にこちらのページをご参照の上、ご連絡ください。

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